不定詞とは
最近の中学生クラスでのこと。
「【不定詞】ってどういう意味なんですか?」
おっとー💦
【to不定詞】の導入で、いきなりこの質問。
たいていの中学生は、新しいことを学ぶ時って、先生の説明をそのまま、鵜呑みにして「覚えよう」とする傾向が強いです。
でも、【to不定詞】の種類とか使い方とかの説明は「任せて‼️」と自信ありなのですが、【不定詞】という日本語の意味を問われたことは、教師人生初めてのことで焦ってしまい、こう返答しました💦
「調べておきます。」と。
専門書を読めば、こう書いてあります。
↓
不定詞(ふていし)とは、動詞を起源とする、名詞、形容詞、副詞など他の品詞の働きをする準動詞の一種。活用せずに主語の人称、単数、複数などに「限定」されないことから不定詞という。現代の多くの言語で動詞の辞書の見出しの語形として使われる。 [to+動詞の原形]で表される。
うーん、でもこれでは中学生には理解しにくいですよね。
マイ辞書で調べてみました。
↓
「非定形動詞のひとつ。動詞を文中で名詞としての機能をもたせるために使用するのが基本。英語では、形容詞•副詞としての働きもする。」
※非定形動詞
「動詞には「非定形動詞(infinite verb)」と「定形動詞(finite verb)」の2種類がある。
「非定形動詞」とは、主語の人称や時制では、「形が定まらない」動詞で、代表的なものに「to不定詞」「動名詞」「分詞」がある。いっぽう、「定形動詞」は、主語の人称や時制によって、「形が定まる」動詞。
例:She likes to cook.
この例文では、likesが定形動詞で、cookが非定形動詞。likeには、主語sheによって3人称単数現在のsがついているが、cookにはtoがついているので変わらない。
「不定詞」という用語は、この「非定形動詞」から来ている。ただし、「不定形動詞」とは言わないし、対義語に「定詞」なる用語はないが、「定形動詞」はある。
こんなところでしょうか。もっと平たく言うと、
変化しない形になる動詞のこと。つまり文の中で、「原形」で使われるものが【不定詞】と呼ばれる、ということですね。
こうやって、疑問に感じたことをその場で質問して解決しようとするその態度は、私も見習いたいです。
今後、動名詞や分詞なども出てきて、いよいよ文法が難しくなりますが、より会話のツールとしての幅が広がりますね✨
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